ImagineCup2011開発環境構築パート2
ImagineCup2011世界大会へのサポートと参加が決まってから怒涛の日々を過ごしています.その作業記録というか戦った記録というかのエントリーです.
開発するにも,つくるものが今まで自分たちがつくってきた物と比べて,使っているものがかなり違うので.それの環境構築から!ということで,私物のMacBookProにBootCampで環境をつくろうと思いましたが,HDDの容量と,Microsoftの大会なのにリンゴで行くのも...と思い大学院から借りているPCに環境を構築しました.
(リンゴ社のハードの方がD社のハードより全然いいと思うんですが,, その後HDDを換装したので,そのことものちほど.)
ここまでかいておいてあれですが,なぜ2位のチームの人間が世界大会へ?!という疑問については,前回のエントリを読んで下さい.
開発しているものの概要についてはSunDonationのサイトを御覧ください.
使うテクノロジとしては
- Windows Azure
- SQL Azure
- Silverlight
- Silverlight for Windows Embedded
- Windows Compact7
まさにMicrosoftの最新テクノロジ満載ですね!ところがこれだけの開発環境をぶち込むには相当のHDDが必要です.160GB以下のHDDではまず無理ですね.環境インストールだけでなく,ビルドすることで生成されるものも意外とでかく,簡単に1GB以上持って行ってくれるので.250GBかそれ以上のHDDがないときついです.でも,組み込み機器なので,PCゲームのようなめっちゃ派手なグラフィックはないので,強いGPUは必要なく,そこそこ速いCPUと2GB以上のメモリがあれば開発マシンとしては大丈夫です.
インストールしたソフトとその順番
- VirtualPC
- VisualStudio2008
- VisualStudioにSP1を当てる
- Windows Update
- Blend3
- Compact7
- ハードメーカからのMSI4つインストール(VirtualPCでやるだけなら不要)
- Visual Studio 2010
- Blend4
- Azure SDK
これのひねりだしにはYSくんが結構な時間をかけて成功する順番を導きだしてくれた彼に感謝.適当な順番でインストールするとVisualStudioがそもそもインストールできなかったり,プラットフォームビルダーがうまく動作しなかったりするようです.
これだけのものを自分で買い揃えるのはかなりお金がかかりますが,学生には無料で使わせてくれているMicrosoftさんに感謝...
上記インストール手順で自分のはまったところは
・VS2008にSP1を当てずにCompact7を入れてしまったのでプラットフォームビルダーが入らなかった.それに気づかずに全部いれてしまったので,アンインストールの嵐...
・Blend3で使うSilverlight for Windwos Embedded のテンプレートが日本語版の方のテンプレートファイル領域にはインストールされずに英語のテンプレートフォルダからコピペしてきた.標準でインストールしている人は下記のアドレスを見てもらえればおぉとなるはずです.jaの方には入らずenの方にしかテンプレートが入ってません.
C:\Program Files\Microsoft Expression\Blend 3\ProjectTemplates\
参考文献
http://blogs.msdn.com/b/hirosho/archive/2010/08/04/letstrysilverlightforwindowsembeddedonwec7_5f00_step1.aspx
http://blogs.msdn.com/b/hirosho/archive/2010/08/17/letstrysilverlightforwindowsembedded7step2.aspx