node.jsを複数バージョンインストール出来るnvmをインストールする
環境
- OS X 10.8.1
- homebrew 0.9.3
なぜnode.jsを使おうと思ったか?
今回は,node.jsが純粋に使いたいわけではなく,Mozillaがオープンソースで公開しているPDF.jsを使うためにnode.jsが必要だったので環境を構築しました.最初はシステムにそのままインストールしてしまってもいいかなと思いましたが,node.jsは後々使いそうな気がしたので,この期にしっかり環境構築の方法を調べました.
nvmのインストール
インストールに必要なツールはnode.jsをビルドするためのXCode,取得するためのcurl,wgetの3つが必要です.curlはMacにデフォルトで入っているので問題無いですが,wgetは入っていないのでhomebrewを使ってインストールします.XcodeはAppleのサイトからダウンロードしてください.
$ brew install wget
続いてnvmの本体を持ってきます.githubにて管理されているのでクローンします.
$ git clone git://github.com/creationix/nvm.git ~/.nvm
最後にnvmをシェルから見えるようにします..zsh* (.zshrcとか .zshenvとかとか) に下記の一行を追加します.
[[ -s "$HOME/.nvm/nvm.sh" ]] && source "$HOME/.nvm/nvm.sh"
ほぼほぼrvmのをパクりました.これで.nvm/nvm.shがあった時だけsourceしてくれます.一点注意点は [ [ の後と ] ] の前にそれぞれしっかり半角スペースを入れてください.入れないとパースエラーになってnvmが使えるようになりません.
node.jsをインストールする
rvmとほぼほぼ同じですね.とっても簡単です.ブログを書いている時の最新版であるv0.9.1をインストールします.
$ nvm install v0.9.1
しばらく待っているとインストールが終わります.ビルドやら何やらやっている最中に猛烈に画面に文字が流れて一瞬心配になりましたが,無事にインストールできました.
インストールされているバージョン一覧は nvm ls コマンドで見れます
$ nvm ls v0.9.1 current: v0.9.1
試しにもう一つv0.8.0を入れて,nvm ls してみます.現在使うように設定されているバージョンは一番したのcurrent: に書いてあるものです.
$ nvm ls v0.8.0 v0.9.1 current: v0.8.0
有効になっているバージョンを変更するには nvm use コマンドを使います.
$ nvm use v0.9.1 Now using node v0.9.1
これでnode.jsを複数バージョン使う環境は整いました.PDF.jsを使ってみたはまた今度!
nvmの不満点
インストール可能なバージョン一覧を見れるコマンドがない
rvm list knownで表示されるようなインストール可能なバージョンの一覧が欲しいなと思った.わざわざバージョン番号をWebへ確認しに行かなくては行けないのがめんどくさい.
nvm install v0.9.1 ←v もしっかり入力しなくてはいけない
install の時はvが無いとそんなバージョン無いよって言われたけどuse するときはvがなくても指定したバージョンを認識してくれました.出来れば,vが無い方で統一して欲しいですね…