Uniscan を使って RCE を探してみる
利用している Metasploitable3 の環境の構築方法はこの記事を参照ください。
このuniscanは、大量の攻撃リクエストを発するので、自分の管理下の環境か許可を得た環境で実施しましょう。
環境
- kali linux 2021.2
- uniscan
- Metasploitable3
Uniscan とは?
Uniscanとはツールの説明ページによると、簡単なリモートファイルインクルージョン、ローカルファイルインクルード、リモートコードエグゼキューションを探すスキャナです。
Uniscan をセットアップする
デフォルトではインストールされていない
kali linux の Bear Metal の Installer からダウンロード出来るイメージでセットアップした状態では、 uniscan はインストールされていませんでした。
以下のコマンドでインストールするか、 uniscan とターミナルで入力すると、入っていないけどインストールするか?と聞かれるので、こちらからインストールしても良いですね。
$ sudo apt install uniscan
動作には管理者権限が必要
このツールは以下のスクリーンショットにあるとおり、通常のユーザ権限では実行できません。
Metasploitable3 をスキャンしてみる
サイトをクロールして、ブラインドSQLインジェクションやローカルファイルインクルージョン、XSSなどを順番にテストしている様子でした。完了までにすごい時間が掛かります。
実行中のプロンプトに表示される表示でSQLインジェクションの残りリクエストが9000以上あり、放置することを決めましたw
結果として私の環境では完了まで、10時間以上掛かりました。
HTML形式のレポートを眺める
完了したよ!と言う表示の後に html レポートを report/[ホスト名].html に保存したよ!と表示が出たがこれどこのレポート配下だろう?と悩みました。
同じ悩みを持っている人はいるようで、 kali linux のフォーラムに全く同じ疑問の投稿がありました。
出力されたHTMLレポートは、 /usr/share/uniscan/report
にあるようです。
出力されたHTMLファイルには、コンソールに表示されていた物とほとんど同じ内容が記載されています。
- スタート時間
- ターゲットの情報
- クローリングして見つかったドメインやメールアドレス
- ダイナミックスキャンの結果見つかった脆弱性
- スキャンの完了時間
今後もkali linux のツールを使って遊んで行きたいとおもいます。