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小さなものを大きく撮りたくて、NIKKOR Z MC 105mm/f2.8 S を買った話

kawa.xxx
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カメラ好きなら一度は憧れるのではないでしょうか、マイクロレンズでの小さなものの撮影。

私もついにその魅力に抗えず、「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」を購入しました。小さなものを大きく、そして美しく写し出す力に感動しつつも、実際に使い込む中でいくつかの発見がありました。今回は、その外観や使用感、撮影して感じたこと、そして作例を交えながら、MC105mmの魅力をお伝えします。

NIKKOR Z MC 105mm/f2.8 S の外観

まず外観です。このレンズはSラインというNikonのレンズの中でも高度な高額性能を追求したレンズになっています。それに伴い見た目のの精密感と高級感が漂い、手に取るたびに所有欲を満たしてくれます。

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S

実際に持ってみると、Z 24-120mm f/4より軽く、取り回しの良さを実感できます。ただし、フードを装着すると全体的に長くなるため、カメラバッグのサイズによっては少し気を使うかもしれません。

フード付きのNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S

AF(オートフォーカス)の動作音は、静かな場面では若干気になるものの、通常の撮影では特に問題ありません。特に動画撮影時には、マイクの設置位置によって音が拾われる可能性があるため、無音に近いレンズと比べると工夫が必要です。

使用してみて感じたこと

メリット:これぞマクロの真骨頂

まず何といっても、「小さなものを大きく写す」という本来の目的を完璧に果たしてくれます。1:1の等倍撮影が可能なNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sは、肉眼では気づけないような細部まで解像し、被写体の新たな魅力を発見できます。

さらに、このレンズは単なるマクロ用途にとどまらず、風景やポートレート撮影でも使えます。105mmの焦点距離とf/2.8という明るさのおかげで、背景を美しくぼかしつつ、被写体を際立たせる描写が可能です。撮影スタイルを問わず、幅広いシーンで使える万能さを感じました。

気づいたこと:マクロ撮影ならではの課題

一方で、マクロ撮影特有の難しさも実感しました。被写体に近づいて撮ると、解像面(ピントが合う部分)が非常に薄くなるため、意図した箇所にピントを合わせるのが意外と難しいのです。特に、三脚を使わず手持ちで撮影する場合は、呼吸やシャッターボタンを押すという微妙な動きのブレが影響しやすく、精度の高い操作が求められます。

また、普段NIKKOR Z 24-120mm f/4Sを使い慣れている私には、操作系統の違いも少し戸惑いの原因になりました。MC105mmの一番レンズ側のリングが固定式である点は、初めのうちは間違って触ってしまうことも。ただ、慣れてくればスムーズに使えるようになります。

そして、個人的な意見ですが、レンズについている小さなディスプレイの活用頻度は低めです。100-400mmのレンズを使うときも同様に感じたのですが、ファインダーや液晶モニターがある現代のカメラでは、レンズディスプレイの必要性はやや薄れているように思います。

私なりの作例

Nikon公式や他のプロカメラマンさんたちがすでにたくさんの作例をあげてくれています。ここではほぼ素人の私が撮ってみた作例を載せます。素人が使ってもこんなに綺麗に撮れるんだ!と感じていただければ幸いです。

花の接写

花びらの細部に至るまでくっきりと描写でき、まるで別世界を覗いているような感覚でした。光の角度を工夫することで、質感や透明感を引き出せるのも魅力です。

ボールチェーン

金属の光沢が美しく、さらに球状のボケがとても印象的でした。光源をうまく配置することで、幻想的な雰囲気を演出できるなと感じました。

おわりに

Nikkor Z MC 105mm/f2.8 Sは、その高い解像力と汎用性で期待を超える撮影体験を提供してくれるレンズです。

一方で、操作や撮影の難しさもあるため、じっくりと使い込むことで真価を発揮します。小さな世界を大きく映し出したい方には、ぜひおすすめしたい一本です。

ABOUT ME
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都内のIT系企業に勤める会社員。自分の備忘録的なアウトプット用の場所で、ボルダリングやガシェッド、セキュリティ、カメラの話題が中心です。
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