Nikto を使ってWebサイトの脆弱性をチェックしてみる
kawa.xxx
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
今回は Kali Linux に含まれている、Webの脆弱性スキャナーである Nikto を使ってみたのでその使い方を簡単にまとめます。
環境
Nikto とは
Nikto とはオープンソースの Web サーバと Web アプリを対象とした脆弱性診断ツールの一つです。
WebアプリにあるXSSやSQLインジェクションなどの脆弱性はもちろんのこと、Webサーバを始めとしたミドルウエアの脆弱性もチェックしてくれます。
BadStore をスキャンしてみる
まず Kali linux と BadStore を VirtualBox にて仮想マシンとしてセットアップします。それぞれをNatNetworkで相互に通信できるようにします。
この記事では今後、Kali linux が 10.0.2.6 で、 BadStore が 10.0.2.7 の IP が振られているものとしてすすめます。
Kali linux はデフォルトで Nikto が使えるようになっているので、以下のコマンドで BadStore をスキャンしてみます。 -h はスキャン対象ホストを指定するオプションです。
# nikto -h 10.0.2.7
脆弱に作られた練習用の Web サイトだけあって色々出ますね。
少しレポートを見てみると、使っているApache のバージョンに深刻な脆弱性があったり、mod_ssl が古かったり、ミドルウエアのバージョンが出ていたり、XSSプロテクションヘッダーが付いていないことなどなど、一つ一つエンジニアが調べていたら時間がかかるし、抜け漏れが出てしまいそうですよね。
おわりに
こういうツールで定期的にスキャンかけて、脆弱になっている部分がないかなど確認するとWebアプリを最低限安全な状態に保てますね。
ABOUT ME