gitbook を使うために行った環境構築まとめ
エンジニアが主対象だけど、エンジニアじゃない人にも見れるようにしなくてはいけないドキュメントを作る機会がありました。Word とか GSuite の Docs でチコチコ作るのはつかれるし、レビューしてもらいづらいので、Markdownでかけて PDF にも変換できそうな gitbook を使ってみました。
そのときに実施した環境構築についてまとめておきます。
環境
- MacOSX 10.15.1
- Nodebrew 1.0.1
- gitbook-cli 2.3.2
- GitBook version: 3.2.3
nodebrew をインストールする
node.jsを直接インストールしても良いのですが、いろいろなバージョンが使えるように、管理ツールの nodebrew を入れて、そいつで任意のバージョンの node.js をインストールする方法で行きます。まずは homebrew で nodebrew をインストールします。
$ brew install nodebrew
nodebrew で node.js の安定版をコンパイルする
バイナリを取ってきてインストールでもいいんですが、コンパイルできるオプションもあるのでちょっとこっちでやってみました。以下のコマンドで、安定版をコンパイルしてインストールすることができます。
$ nodebrew compile stable
私の環境でやってみたところ、自動でコンパイルに必要な必要なディレクトリを作ってくれないみたいです。
$ nodebrew compile stable Fetching: https://nodejs.org/dist/v12.13.0/node-v12.13.0.tar.gz Warning: Failed to create the file Warning: /Users/kawa.xxx/.nodebrew/src/v12.13.0/node-v12.13.0.tar.gz: No such Warning: file or directory curl: (23) Failed writing body (0 != 1039) download failed: https://nodejs.org/dist/v12.13.0/node-v12.13.0.tar.gz
求められたディレクトリを作成して再度実行すると今度は Xcode 関連でエラーが出ているようです。
$ nodebrew compile stable Fetching: https://nodejs.org/dist/v12.13.0/node-v12.13.0.tar.gz ######################################################################################################################################## 100.0% INFO: Using floating patch "tools/icu/patches/64/source/common/putil.cpp" from "tools/icu" INFO: Using floating patch "tools/icu/patches/64/source/i18n/dtptngen.cpp" from "tools/icu" No receipt for 'com.apple.pkg.CLTools_Executables' found at '/'. No receipt for 'com.apple.pkg.DeveloperToolsCLILeo' found at '/'. No receipt for 'com.apple.pkg.DeveloperToolsCLI' found at '/'. gyp: No Xcode or CLT version detected! Error running GYP
Xcode のコマンドラインツールが入っていないのかな?と思っておもむろにインストールコマンドを叩いてみるとどうやら入ってはいるようです。
$ xcode-select --install xcode-select: error: command line tools are already installed, use "Software Update" to install updates
ググってみたところ、コマンドラインツールをXcode同梱版に切り替えると良いという記述を見つけたので、早速やってみます。
$ xcode-select -p /Library/Developer/CommandLineTools $ sudo xcode-select -s /Applications/Xcode.app/
そして、再実行すると。。。
$ nodebrew compile stable Fetching: https://nodejs.org/dist/v12.13.0/node-v12.13.0.tar.gz ######################################################################################################################################## 100.0% Agreeing to the Xcode/iOS license requires admin privileges, please run “sudo xcodebuild -license” and then retry this command. WARNING: C++ compiler too old, need g++ 6.3.0 or clang++ 8.0.0 (CXX=c++) Agreeing to the Xcode/iOS license requires admin privileges, please run “sudo xcodebuild -license” and then retry this command. WARNING: C compiler too old, need gcc 4.2 or clang 3.2 (CC=cc) WARNING: Could not recognize `gas`: Agreeing to the Xcode/iOS license requires admin privileges, please run “sudo xcodebuild -license” and then retry this command. ERROR: Did not find a new enough assembler, install one or build with --openssl-no-asm. Please refer to BUILDING.md
切り替えてもエラーが出ました。ライセンスに合意していないぞというエラーですね。エラー文の中にあるコマンドでは、なぜかうまくライセンス合意がなされないので、Xcode を一回起動させました。
コンポーネントのインストール(?)も走ったので、1回は起動させたほうがいいのかもしれませんね。その後再実行させたらうまくいきました。
gitbook cli をインストールする
gitbook 自体は npm のモジュールとして配布されているので、以下のコマンドでサクッとインストールします。
$ npm init $ npm install gitbook-cli
$ gitbook --version CLI version: 2.3.2 GitBook version: 3.2.3
さてこれで gitbook を使ってドキュメントを作る最低限の環境が整いました。次回はPDFへの出力などをまとめていきます。
参考文献
https://qiita.com/UTA6966/items/6f8b1fd21c2dc9591488
- 作者: 大串肇,アクツユミ,一戸健宏,兼清慮子,齋木弘樹,清野奨,福嶌隆浩,株式会社ヌーラボ
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